ピッキングと腱鞘炎の持論 – 豊島区巣鴨の駅近ギター教室

巣鴨の駅近ギター教室　巣鴨ギター塾のSatoshiです。

今年は4月から桜のシーズンになりそうですね。

さて、
『ピッキングと腱鞘炎の持論』
とありますが。

僕は色々なスタイルのピッキングを使い分けるのが好きです。その作業が好きって感じですね。元々好きでしたが、師匠の恭司さんと出会ってさらに追求し、その後は他のピッキングも研究して使い分けています。一つのピッキングスタイルで全ては演奏しません。

・欲しいサウンドによって使い分ける

例えば、歪んだ音で情熱的に演奏したい時は恭司さんのようなピッキング。フロントピックアップを歪ませてエッジを効かせたアタックでヴィブラートしたい時は今剛さんスタイル。リアピックアップだけどフロントで弾いているかのように聴かせたい時はエリック・ジョンソンスタイル。クリーンでアタックを強調しすぎない、でもはっきりしたサウンドにしたい時はロベン・フォードスタイルって感じです。

できているのかは知らんけどw

で、いろんなピッキングスタイルをやっているうちに気づいたことがあって最近,実践してみたらいい感じになりましたね。それは、

ストラップを長くする。

僕は高めなんです。じゃないと左手がすぐに痛くなる。そもそも小指が短指症なので高くないとかなり弾きづらい。でも右手はやりにくいって感じでした。
んで、最近下げたんですよ。そしたらピッキングは格段にやりやすくなった。ていうか、下げた方がやりやすいのは知っていたんですが、左手が痛くなるのが嫌で避けてました。

で、左手はどうしたのか？僕は結構、ネックを水平にして弾くことが多かったんですが、通常スタイルのナナメ上にするようにしました。それでなんとか弾ける感じ。たまに小指が短すぎて辛い時があるけどw ヌーノを見てそうしようと思いました。

このスタイルだと僕は無理なくピッキングできてやりやすいです。と言っても基本は高めですけどね。

そのおかげで右腕側の痛みも少し減ってきた。

腱鞘炎とかって無理に弾きすぎたり、そもそも弾きすぎてなるもんだっていうイメージがありますけど、生まれつきの身体の構造上でどうしてもなりやすい人はいると思います。僕みたいに短指症でそれを補うためにストラップを高くしてたけど、その分、逆の腕の負担が生じていた。みたいな。短指症である以上、フィンガリングとピッキング両方が完全にベストな高さっていうのは無理だと思う。けど、それはストラップの長さっていうだけで、弾き方で工夫をすれば色々できる。今回の件もそう。

やはり考えるって大事。